2017/11/08

負荷抵抗にみるリハビリマシンの種類
リハビリマシンについて

ひとことでリハビリマシン、トレーニングマシンといっても、その種類は実に多岐にわたります。
その種別のベースとなるのが“負荷抵抗”。リハビリマシン、トレーニングマシンは、どういった原理で負荷をかけるかにより区分されています。

まずはマシンそれぞれの特徴を知り、どのタイプが現在の利用者層に適しているのか検討する必要があります。

以下に主だったリハビリマシン、トレーニングマシンの種類をまとめてみましたので参考にしてください。

油圧式マシン

油圧シリンダーによって負荷をかけるタイプのトレーニングマシンです。
早く押し出すには強い力が必要となり、ゆっくり押し出すには弱い力で良いのが特徴で、注射器と同じ原理で動いています。
高齢者や女性にも使いやすいため、フィットネスジムなどでもよく導入されています。

【メリット】
・バーの上げ下げ両方に負荷がかかる
・自動的に負荷を調整できる
・動作を止めるとマシンもその場で止まるので安全
・ダブルポジティブで両側の筋肉が鍛えられる

【デメリット】
・弱い力でマシンは動くため、筋トレ上級者には不向き
・器械自体のオイル漏れトラブルが起こりがち
・遠心性の負荷がかけられない

空圧式マシン

空気圧によって負荷をかけるタイプのトレーニングマシンです。
エアーコンプレッサー装置からタンク内に空気を詰め込み、この圧縮された空気の力を利用して負荷をかけます。
油圧式やウエイトスタック式と比べてあまりメジャーではなく、製造メーカーも他マシンと比較すると少ないです。

【メリット】
・初動負荷が小さい
・負荷調整が容易に行える
・遠心性・求心性どちらの運動も両側でできる
・幅広い層(高齢者からアスリートまで)が利用できる


【デメリット】
・エアーコンプレッサーを使用するため配管および設置が必要になる
・加速をしないため安全であるが、求心性の時にパワーを上げにくい
・複雑な構造のため機器が高額

ウエイトスタック式マシン

スチールプレート板状のオモリを積み重ねたマシン。
多彩なマシンの中でも最もポピュラーなタイプで、ピンの抜き差しだけで負荷(=重量)を調整できるため安全に使用できます。トレーニングジムなどでも多く導入されています。

【メリット】
・重量調整が容易で、手軽・安全
・本格的なトレーニング希望者向き
・一般的なジムでの導入率が高い

【デメリット】
・マシン本体が大型で設置スペースを要する
・家庭向きの機種は少ない

電磁負荷式マシン

モーターの負荷を利用した電磁抵抗方式トレーニングマシン。
モーターを使用してワイヤーなどの巻取りを行い負荷調整行うマシンです。大手理学療法機器が採用しており不可抵抗などを数値化できるタイプもあります。遠心性筋収縮のみで筋肉を鍛えるマシンもあります。

【メリット】
・負荷を電気的に決められるため、ウエイトスタック式よりも省スペース
・負荷の検出が容易なため、データ抽出機能に優れている。

【デメリット】
・ワイヤーで引っ張る構造のため、滑らかさにかける
・構造が複雑なため、機器が高額になりがち

電動アシスト式マシン

“動き始め”を電動モーターがアシストしてくれるマシン。電子制御シリンダーとスピードコントローラーにより、一般的なトレーニングマシンでは難しいといわれる『等速性筋収縮運動(=アイソキネティック運動)』を実現しています。

【メリット】
・等速性筋収縮運動を実現
・利用者の筋力に合わせてマシンの負荷をコントロール可
・耐久性に優れている
・比較的安価
・ダブルポジティブで両側の筋肉が鍛えられる

【デメリット】
・主力マシンと比べ導入数が少ない
・動作に電源が必要で配線に工夫がいる。
・遠心性の負荷がかけられない


「そのマシンは誰が使うのか?」

どのマシンも魅力的な特徴が多く、いざ導入を検討するとなると思わず迷ってしまいますね。

ただ、改めて考えていただきたいのは「使うのは誰か?」
そして、「指導(=管理)するのは誰か?」ということです。

使い手としては目的を達するために最適で(この場合、筋力づくりや健康維持など)、安全性に優れ、使いやすい・・・などのニーズを満たしたマシンが良さそうです。

一方、指導(管理)者視点ではどうでしょう?
以下のようなニーズがあるのではないでしょうか。

■専門的な知識がなくても使える = 操作が簡単
■自ら移動できるぐらいの重量・サイズ感 = 省スペース対応
■利用者単独でも安全に使用できる = 常に見守りに人を割かれることがない
■メンテナンス・サポートが手厚いか = 故障時の対応が迅速



これらに加え、価格も大きな検討材料となるはず。
基本、こういったマシンは高価なため、トレーニング部位別に必要な台数をそろえるとトータルではかなり高額になるケースが大半です。

しかし最近は、比較的安価で高性能なマシンがいろいろと製造・販売されていますので、事前にしっかりと情報収集を行い市場動向を把握しておくと良いでしょう。



マシン選びは「使い手と指導(管理)者、どちらの視点も必要」。
このことを改めて認識し、いざというときに最適なマシンを選択できるように備えてください。

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